有効期限が2025年3月31日までの遺伝性腫瘍専門医認定証をお持ちの方を対象として、遺伝性腫瘍専門医の更新業務を下記の通り行う予定です。
申請書類につきましては、ホームページ上に掲載いたします。
前回から更新申請にE-learning講座の受講証明書の提出が追加になりましたので、申請前に必ずご聴講ください。
記
1.申請書類について
専門医取得後に開催された日本遺伝性腫瘍学会学術集会に計 3 回
あるいは日本遺伝性腫瘍学会学術集会に計 2 回と遺伝性腫瘍に関連する学術集会に1 回以上
専門医取得後の業績が対象となります。
遺伝性腫瘍に関連した論文(総説・原著・症例報告の別を問わない)を筆頭者または共著者として 1 編以上、あるいは、学術集会での遺伝性腫瘍に関連した筆頭者演題として、計 2 回の発表
専門医取得後に日本遺伝性腫瘍学会遺伝性腫瘍セミナー(Web開催時の場合、ロールプレイへの参加は必須ではない)または、日本遺伝性腫瘍学会遺伝性腫瘍アドバンスドセミナーに 1 回以上の参加
Medical Prime社のWebサイトにアクセスして会員登録してください。
その際、メールアドレスは本学会に登録しているメールを入力してください。
会員限定で視聴できます。
すべてのコンテンツを視聴し各設問に答えますと、受講証明書がPDFで発行されます。
2.申請期間
令和6(2024)年10月15日(火)~11月29日(金)厳守
※期日を過ぎてからの申請手続きは行えませんので、ご留意ください。
3.更新申請手数料
10,000円
4.申請方法
申請期間内に本会ホームページに申請用ページを公開いたします。申請書類をDropboxへアップロードする形式でご提出していただく予定です。
【申請書類】
1_08遺伝性腫瘍専門医申請書類一式 New!
5.審査結果の通知
2024年2月下旬頃に通知します。
6.認定証の発送
本会登録の送付先にお届けします(有効期間5年)。
【提出先】
Dropboxの提出方法
用意するもの
・コンピューターおよびウェブ・ブラウザー
・提出すべき文書ファイル(専門医申請書類一式)
1)PDFにする (Wordでのご提出はご遠慮ください)
2)ZIPフォルダに入れる(フォルダ名、ファイル名は氏名)
・Dropboxのユーザー登録は必要ございません。
※複数回ご提出された場合は、最新でご提出いただいた書類を最終版とさせていただきます。
↓こちらからご申請をお願いします。
遺伝性腫瘍専門医の2024年度認定試験および審査書類受付につき、下記の要領で実施いたします。
記
【面接試験】
日 時 : 2025年2月8日 土曜日
試験形式 : Web方式(面接試験を録画し、合否判定に用いることがあります。)
会 場 : Web会議システム(Zoomを予定)自宅や勤務先などからの受験となります。
注意事項 : 受験者の面接試験の順番・開始時間は個別に受験者に連絡いたします。受験者の都合で順番を変更することはできませんので、あらかじめご了承ください。
また、受験者が多数の場合、面接試験において一部の受験者は別日程になることがありますのでご承知ください。
【筆記試験】
日 時 : 2025年2月9日 日曜日 13時30分〜14時30分
試験形式 : Computer Based Testing(CBT)方式
会 場 : 全国CBTテストセンター
注意事項 : 受験会場は、受験者ご自身で2024年11月1日から12月26日までの期間に最寄りのCBTテストセンターを予約してください。詳細につきましては、申請後ご連絡いたします。
【申請書類受付】
2024年8月1日(木)~ 2024年9月2日(月)必着
申請書類はPDFファイルに変換の上、指定のDropboxに提出してください。
【申請書類】
1.遺伝性腫瘍専門医(経過措置)申請書
2.遺伝性腫瘍専門医申請書用履歴書
3.医師免許証の写し(縮小コピー)
4.基本領域学会専門医(認定医)認定証の写し(縮小コピー)
5-1.遺伝性腫瘍 診療経験症例概要 7例
5-2.遺伝性腫瘍 診療経験症例詳記 3例
●詳記の3例は、必ず遺伝性腫瘍と診断されている症例にしてください。
●診療経験症例概要7例以外の症例を記載してください。
●遺伝学的検査の結果については、バリアントも記載してください。
●家系図の記載については、手書きではなく、パワーポイントなどパソコンで作成してください。
●必ず最後に遺伝カウンセリング指導者(あるいは認定遺伝カウンセラーや認定看護師)にご署名をいただいてください。
6.日本遺伝性腫瘍学会 学術集会 参加証 2回分
7.論文実績 1編(または学会発表2回)
1)申請時から遡って過去5年間以内(2019年1月以降)の遺伝性腫瘍に関連した論文(総説を含む)であること。
2)筆頭著者・共著者は問わない。
3)ジャーナルの種類は問いませんが、以下の内容の論文は受け付けません。
●がん遺伝子パネル検査のような体細胞バリアントのみの内容
●遺伝学的検査を行っているが遺伝性腫瘍ではなかった症例
●癌の基礎的研究で遺伝性腫瘍とは関連のない内容
4)(論文がない場合)申請時から遡って過去5年間以内の学術集会での遺伝性腫瘍に関連した内容の学会発表2回分(共同演者も含む)を提出してください。
8.E-learning(2024年度版)受講証明書
Medical Prime社のWebサイトにアクセスして会員登録してください。
その際、メールアドレスは本学会に登録しているメールを入力してください。
会員限定で視聴できます。
すべてのコンテンツを視聴し各設問に答えますと、受講証明書がPDFで発行されます。
9.遺伝性腫瘍専門医 申請手数料 30,000円
【提出先】
Dropboxの提出方法
用意するもの
・コンピューターおよびウェブ・ブラウザー
・提出すべき文書ファイル(専門医申請書類一式)
1)PDFにする (Wordでのご提出はご遠慮ください)
2)ZIPフォルダに入れる(フォルダ名、ファイル名は氏名)
・Dropboxのユーザー登録は必要ございません。
※複数回ご提出された場合は、最新でご提出いただいた書類を最終版とさせていただきます。
書類の確認が出来ましたら、順次受付番号をメールにてご連絡させていただきます。
↓こちらから提出をお願いします。
一般社団法人日本遺伝性腫瘍学会
専門医制度小委員会 委員長 隈元謙介
遺伝性腫瘍専門医 新規 | 2024年8月1日(木)~9月2日(月) |
遺伝性腫瘍専門医 更新 | 2024年10月15日(火)~11月29日(金) |
遺伝性腫瘍導医 新規 |
2025年3月3日(月)~3月31日(月) |
遺伝性腫瘍専門医制度の経過措置期間は、2024年度までと規定されておりましたが、さらに2年間延長し、2026年度まで経過措置で専門医取得できることといたします。
日常診療においてコンパニオン診断での遺伝学的検査の実施や包括的がん遺伝子プロファイリング検査が保険収載されたこともあり、ここ数年遺伝性腫瘍への関心が非常に高まって参りました。しかしながら、この3年間に及ぶCOVID-19のパンデミックによる社会活動の制限もあり、経過措置後の研修制度のできる施設が限られているなどの体制整備にさらなる時間を要することが見込まれます。この機会に一人でも多くの方に専門医取得を目指していただき、2027年度以降は日本のすべての都道府県内の病院で研修できるように整備してまいります。
遺伝性腫瘍専門医制度の経過措置期間の延長に伴いまして、現在2025年以降の専門医取得を目指して研修登録をされている方も規定の症例経験を積んでいる場合には経過措置内に試験を受けることができます。なお、2027年以降に専門医試験を受ける予定の方は、2024年の夏までには入会し研修登録をしてください。
一般社団法人日本遺伝性腫瘍学会
理事長 石田秀行
専門医制度小委員会
委員長 隈元謙介
Q&A よくある質問(PDF)
2023年7月
一般社団法人日本遺伝性腫瘍学会理事長 石田秀行
担当理事 隈元謙介
遺伝性腫瘍専門医制度がスタートした2017年から6年が経過しましたが、この短い期間にがん診療にパラダイムシフトがおきました。日常診療で臨床医が薬物療法のコンパニオン診断として遺伝子検査を実施する機会が増え、がんゲノム医療中核・拠点病院,同連携病院等を中心にがん遺伝子パネル検査を実施することができるようになりました。なかでも、乳癌症例に生殖細胞系列病的バリアントを調べるBRACAnalysisが保険診療で実施できるようになり、遺伝学的検査による遺伝性腫瘍の診断が確実なものとなり、リスク低減手術まで実施されるようになりました。また、免疫チェックポイント阻害剤がMSI-H症例に奏効することもトピックとなり、これまでLynch症候群の補助的診断であったMSI検査までもいまやがん診療に関わる臨床医の誰もが知るようになりました。
こうしたゲノム医療が時代の潮流となることを見越して、「診療科横断的に遺伝性腫瘍全般にわたって原因と表現型を理解し罹患が疑われる患者から罹患している患者の診断と治療を十分に理解し行える医師を育成するため」に、本学会では遺伝性腫瘍に特化した専門医制度を2017年に発足し同年11月に第1回の専門医認定試験を実施しました。我々の理念は、多くのがん診療に関わる医療従事者から賛同を受け、途中COVID-19によるパンデミック中の様々な制限のなかでも、毎年専門医取得を目指す受験者数は右肩上がりに増加し、前回(第6回)までの専門医認定試験で483名の医師が専門医を取得しました。今後も、がん診療に関わる医療従事者にとってあらゆる場面で遺伝学的検査を実施する機会は増加することが予測されるなかで、遺伝性腫瘍専門医の取得は、遺伝性腫瘍に精通するエキスパートになるための登竜門になることでしょう。
本学会では、遺伝性腫瘍全般について最新の情報を提供し共有していくことで遺伝性腫瘍に精通した遺伝性腫瘍専門医を育成するシステム構築の一環として、様々な取り組みをしています。2022年度には、遺伝性腫瘍専門医として習得しておくべき知識を結集したテキストブックを発刊しました。さらに本学会の会員限定で視聴できるE-learningも日常専門領域としている方以外には診療に携わる機会の少ない遺伝性腫瘍を中心にその領域のリーダーである先生方に講義していただくなど充実したコンテンツを作成しました。したがって、今年度から新規専門医取得、専門医更新対象者にE-learning受講を必須といたしました。
一般臨床医・基礎研究者に関わらず、がん診療に関わるすべての医療従事者が、遺伝学的検査を実施する対象をよく理解したうえで遺伝性腫瘍の身体的サポートはもちろんのこと、認定遺伝カウンセラー®や遺伝性腫瘍コーディネーター、看護師や臨床検査技師、薬剤師と協調して適切な遺伝カウンセリングを通じて患者の社会的心理的サポートできる全人的で社会的貢献に寄与できる人材の育成に努めてまいります。
2017年度より家族性腫瘍専門医制度を開設し、2019年6月の本会名称変更に伴い、
遺伝性腫瘍専門医制度と改称いたしました。その制度の概要を以下の通りお知らせします。
※2027年度以降は、専門医の申請資格が変更され、研修施設における3年間の研修などが追加されます。なお、研修施設に所属していない場合でも、原則として、指導医の所属する研修施設において、指導医に対面指導を受けた症例は、研修実績とみなされます。ただし、研修開始に際して、事務局に届け出が必要です。研修施設に所属している場合、研修開始の届け出は必要ありません。
詳細につきましては、下記のリンクをご参照ください。
なお、専門医の申請資格に関しまして、2027年度以降は、a) 研修施設のみで研修する場合、b) 研修施設以外で研修する場合、いずれかのパターンで研修を終え、かつ申請基準を満たした者を対象とします。
会員の皆様からのご指導・ご協力を心よりお願い申し上げます。
2023年2月
日本遺伝性腫瘍学会 専門医・HTC/FTC制度委員会
遺伝性腫瘍専門医更新 ※New