マイクロサテライト不安定性(MSI)検査のホームページです
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 マイクロサテライト不安定性(MSI)検査は、遺伝性大腸がんのひとつである「リンチ症候群 (Hereditary Non-Polyposis Colorectal Cancer: 遺伝性非ポリポーシス性大腸がん: HNPCC)」の補助診断として行われる検査です。このホームページでは、MSI検査の実施を検討している医療機関を対象に、検査の実施や患者さんへの説明と同意をいただく際に参考となる情報を提供しています。
 記載事項については十分検討していますが、MSI検査の実施や医療行為に関しては、各医療機関の責任で行ってください。

◆ MSI検査は平成18年度の診療報酬改定で「悪性腫瘍遺伝子検査」として保険請求が可能となりました。
◆ MSI検査の対象となる患者さんへの説明と同意に用いる説明同意文書がダウンロードできます。

 

What's new

2008年12月12日 HPを開設しました。 new!
       
 

HP作成の経緯
 MSI検査は、腫瘍細胞におけるDNAの変化を調べる検査ですが、遺伝性腫瘍であるリンチ症候群(HNPCC)のスクリーニング検査を目的として利用されるため、日本家族性腫瘍学会では、MSI検査を実施する際には、事前にこの疾患の遺伝的な特徴について十分な説明を行ない、結果が陽性であった場合に遺伝カウンセリングとリンチ症候群の原因となる遺伝子の遺伝子検査を受ける機会を提供する必要があることを「MSI検査実施についての見解と要望」として公開しました。
 このホームページの内容は日本家族性腫瘍学会と厚生労働省がん研究助成金19-13「がんの遺伝相談実施施設の連携による遺伝性腫瘍の診断と、長期予後およびQOL改善に関する研究」班(主任研究者:栃木県立がんセンター研究所 菅野康吉)の協力により作成されました。