一般の皆様
General public
がんの原因には「遺伝要因」と「環境要因」が関係しています。
がんの原因の約5~10%が、遺伝要因が関わる遺伝性のがん、すなわち「遺伝性腫瘍(症候群)」といわれています。
この違いを遺伝子の変化(バリアント)といいます。
遺伝性腫瘍の場合、がん細胞自体が遺伝する事はありません。
ほとんどの遺伝性腫瘍では、がんになりやすい遺伝子の変化は、親から子へ、性別に関わらず50%の確率で(母または父から)引き継がれます。
がんになりやすい遺伝子の変化を受け継いでも、必ずがんを発症するわけではありません。
遺伝性腫瘍の場合、一般のがんに比べて以下の特徴があります。